鍼灸治療は痛みがあるときに行くべきものであり、日ごろの健康促進などとは関係がないと思われている方も多いのですが、実は鍼灸は痛みが出る前に治療を受けることで痛みを未然に防ぐことが出来たり、病院に行くほどの悩みではないものの、体調に関して何か不安を抱いている場合には訪れてもいいのです。その背景には鍼灸というのは自己免疫力を高める効果を期待することが出来るということが挙げられます。そのため、風邪を引きそうだなと感じたときに鍼灸治療に訪れると、体を温めてもらうことが出来るつぼに治療が施されたり、病院に行くまでもないけれど生理痛が気になる、眠りが浅いことがあるなどの体についての悩みも、自己免疫力を高めることによって改善をすることができたり、風邪を引きやすかった人が風邪を引きにくくなったりといった健康の管理も鍼灸治療で期待することが出来ます。痛みが出たら、症状が悪化したら治療をするのではなく、日ごろから予防を心がけることが必要です。